防災筋力®とは

災害はいつどこで起こってもおかしくありません。阪神淡路大震災における生き埋めや閉じ込められた際の救助主体は、救助隊の割合はたった1.7%で、97%以上は本人・家族・友人・隣人、つまり自助・共助による救助でした。(右図)

災害救助の際、人を背負って移動する、瓦礫や荷物を動かす、泥をスコップで運ぶ、倒木の撤去作業等、自助や共助で必要なのは、筋力や体力です。

ここで、私たちは1つの結論に辿り着きました。

― 結局、人を救うのは、筋力だ。 ―
グラフ
阪神・淡路大震災における生き埋めや閉じ込められた際の救助主体等
出典:(社)日本火災学会(1996)「1995年兵庫県南部地震における火災に関する調査報告書」より内閣府作成
防災×筋力
防災×イントレ
突然降りかかってくる災害時に、突然筋力を増強することは出来ません。しかし、普段から災害対策と健康増進として筋力アップを推進することが出来れば、多くの人や家族を救うことが出来る可能性が向上するのではないでしょうか。

また、筋力アップや筋トレの目的意識は自己満足の場合が多いですが、「災害時に大切な人を守る・助けるため」といった強い目的意識を設定することが出来れば、筋力アップや筋トレは持続可能になります。

この、これまで誰も組み合わせてこなかった「防災×筋力」の概念の普及により、企業でも個人でも取組める新しい防災の在り方を提案することが可能となります。
防災筋力®が目指すもの
防災筋力®は、高タンパク商品の開発や防災筋力トレーニングの周知、そしてそれをサポートする仕組みや商品の開発・制度の導入を目指します。
更に、自社の新商品・新サービスの提案のみならず、他企業や既存商品・既存サービスの良いところを繋げ、組み合わせ、それらに防災筋力®の概念を導入することで、共に日本の防災力を上げるための存在「ストラクチャル・ホール」となり、日本国民の防災意識向上と筋力強化・健康増進を目指します。
ストラクチャルホール
代表者メッセージ
代表者メッセージ
私には2人の子どもがいます。長男は生まれつき脳性麻痺で右半身が動かしにくく、今でも毎月の通院と毎日自宅で3回リハビリが必要です。長距離を歩けないため、移動の際はベビーカーが必要です。

20kg程度の体重の子どもでさえ、おんぶして走るのは大変です。特に長男は右手に力が入らないため、自分から掴まることが上手くできません。それでも、必ず共に逃げなければいけない。そんな子どもたちを、災害から守るために何が必要か。そんなことを真剣に見つめ直す必要が、私にはありました。
守りたい人がいる。叶えたい夢がある。
私がやる理由はそれだけで、十分だ。
私の頭の中にだけあったこの「防災筋力®」というアイデアが、世の中の企業や商品・サービスに普及することで、1人でも多くの人の命と安心、健康を守ることができれば、そんなに嬉しいことはありません。

創業10年目、私たちの新しい挑戦がはじまります。
株式会社minitts(ミニッツ)
代表取締役 中村 朱美 AKEMI NAKAMURA
1984年 京都府亀岡市生まれ。2012年に飲食事業や不動産事業を行う「株式会社minitts」を設立。1日100食限定をコンセプトに、 美味しいものを手軽な値段で食べられるお店「佰食屋」を行列のできる店へ成長させる。ランチ営業のみ、完売次第営業終了という飲食店の常識を覆す経営で、飲食店でのワークライフバランスとフードロスゼロを実現し、日経WOMANウーマンオブザイヤー2019最優秀賞等数々の賞を受賞。
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